ホーム > > 採用情報 > 若手弁護士インタビュー > 秋山 絵理子(70期)
若手弁護士インタビュー

Q1. 東京事務所はどのような事件が多いのですか。
東京事務所では、企業法務、とくに金融・コーポレート分野の案件が中心です。
金融規制対応、M&A、コンプライアンス、ガバナンス体制整備、監督当局対応など、いわゆる「制度と実務の接点」に立つ案件が多く、クライアントも金融機関や上場企業が中心です。
特徴的なのは、単に法的リスクを指摘するのではなく、現実的な対応策や運用まで含めて“どう動くか”を一緒に考える仕事が多い点です。
チーム体制も充実しており、若手が早い段階から議論や戦略立案に加わることができます。
Q2. 東京事務所の雰囲気を教えてください。
東京事務所は、金融庁をはじめとした様々な行政・企業へ出向経験のある、多様なバックグラウンドを持つ弁護士が集まり、活発に議論が交わされるオープンな雰囲気です。
金融・コーポレート案件など幅広い分野を扱っており、それぞれの専門性を尊重しながら協働する文化があります。若手であっても意見を求められる機会が多く、議論の中で自然と考える力や判断力が養われます。
また、スピード感のある案件も多いため、実務を通じて高度なリーガルスキルと実践力を同時に磨ける環境だと感じています。一方で、先輩・上司との距離は近く、相談やフィードバックも日常的に行われており、プロフェッショナルとして成長しやすい温かさもあります。
Q3. 当事務所に入所して良かったことを教えてください。
一番は、若手のうちから幅広い分野に実践的に関われる環境があることです。調査やメモ作成にとどまらず、クライアントとの打合せや方針検討など、案件の早い段階から責任を持って関わることができます。
私のキャリアの転換点となったのは、入所して間もない段階で、金融庁への出向の機会を得たことです。行政の立場から金融規制や監督実務に触れる中で、法令解釈や制度設計の背景を理解できたことは、弁護士として大きな財産になりました。出向を通じて、クライアントに対しても“当局の視点”を踏まえた助言ができるようになり、法務にとどまらない実務的な強みを身につけることができたと感じています。
また、事務所としても、行政や企業等の様々な場所への出向を後押ししてくれ、若手の成長機会を積極的に支援してくださる文化があり、自らの関心を深めながらキャリアを築ける環境だと思います。
パートナーの先生方も非常にオープンで、質問や相談がしやすく、厳しさと支援のバランスが取れた環境だと感じています。自分の成長を実感しながら、チームで成果を出す喜びを得られるのが、この事務所の魅力です。
Q4. 入所希望者へのメッセージをお願いします。
企業法務や金融法務は、一見専門的で難しそうに見えますが、根底にあるのは「クライアントとともに課題を解決する」というシンプルな姿勢です。
法律を手段として使いこなし、実務や経済の動きを読み解く力を磨くことに、やりがいを感じられる方にはとても向いている分野だと思います。
当事務所は、若手にも責任ある仕事を任せ、しっかり支える文化があります。
自分の専門性を高めながら、チームの一員として成長したい方には、きっと良い環境になるはずです。
